ピアノ断面
前回は、ピアノの音を鳴らすための重要な部分の概略をピアノの全体図で見てみました。
ピアノの音がでるしくみ-1
今回は、ピアノ弦がどのように張られているかを、簡単なピアノ断面図にしてみました。

ピアノの弦の両端は、チューニングピンとヒッチピンです。
この2つのピンの間で、弦は数か所のポイントを通ります。

弦の本数ですが、「一般的なピアノの鍵盤数は88だから、弦も88本だよね」と思いきや!
鍵盤の数と弦の本数は一致しません。

なぜならば、ピアノはひとつの鍵盤で複数の弦を叩くようになっているからです。
弦の本数は中音部から高音部は1鍵盤につき2 ~ 3 本で、低音部では1~ 2 本となっていますので、弦の本数は、モデルにもよりますが、全部で230本前後となります。

芯線 巻線 2重巻線

高音部~中音部の芯線(鋼の裸の線)、低音部に巻線(芯線に銅線を巻いた弦)、さらに低い方の部分に2重巻線(芯線に銅線を巻いたもの二重に巻いた弦)を使用します。

ご自宅にピアノをお持ちの方は、ぜひ実際にご覧になってみてください♪

次回は、一音に複数の弦が張ってある理由などについて

ピアノ の音がでるしくみ -2” に対して2件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。